当クリニックの衛生管理 pos010.png

伊勢歯科クリニックでは各患者様ごとに器具をすべて交換しております。使用後は全ての器具は高温蒸気滅菌をしています。

新聞記事などで「歯科クリニックにおける器具の使いまわし」について報道されました。
当クリニックでは全ての器具を使用後完全に滅菌して個別パックをしております。
問題となる様々な病原菌の感染などの心配がありません。
またタービンという歯を削る機械についても一人一本完全滅菌したものを使用しています。
ここまで徹底して行っているクリニックは現状4割にも満たないと報じられていますが、当クリニックでは患者様の感染リスクを少しでも無くしたいとの院長の誠意から行っております。

ただし一つだけ患者の皆様にお伝えしたいことがあります。
マスコミなどで報じられているこうした報道は一部の情報を拡大したものとも言えます。
なぜなら感染リスクは、その「病原体の種類」「曝露される環境」「宿主の免疫」で全く異なります。
通常の治療で観血処置を伴わないようなタービンの使用であれば滅菌をたとえしていなくても通常の清拭、消毒などをしていれば「HIV」などの感染力の弱いウイルスで感染する確率はほとんどありませんし、そうした危険因子のリスクを論じた論文など存在しません。
なんでも清潔滅菌であればそれはそれでよいかもしれませんが、そんなことを言い出すと公衆の場での銭湯や温泉施設、外食する場の方がよほど感染リスクが高いと言えます。読売新聞の記事に関しては
一つの見解を述べただけにすぎず、いたずらに患者の方の心配を増幅させる記事となったことは誠に遺憾であります。どうか冷静な視点からこうしたマスコミの記事や情報を精査されるようお願いいたします。
B、C型肝炎の患者様に過剰な防護(ユニットをラップで保護などの対応)は患者様のプライバシーに配慮し行いません。すべて観血処置する際の器具等は滅菌ないし使い捨てのものを使用しているため必要がないためです。一般の患者様にもこうした感染症に関しての正しい知識の普及に努めてまいります。